今回は公務員生活についての内、私が公務員を辞めようと思ったきっかけについてお伝えします。
簡単にいうと職場への不信感が積もり積もって辞めます。
公務員の職場は
・福利厚生がしっかりしている
・そこそこの給料
等のメリットがあります。
一方でこのメリットを打ち消す勢いで、
・広域異動は当たり前(場合によっては単身赴任も)
・頻繁な異動
・問題先送りの風土
・責任の押し付け合い
等、働き方改革が進む現代としてはどうかな?と思うことがあったり、職場の将来性が不安になったりすることがありました。
上記には国家公務員や私の職場にしか当てはまらないものもあるかと思います。
これらの不安を感じて転職を決意した次第です。
一つずつ簡単に解説していきます
①広域異動は当たり前
私の職場では、異動はほぼ引越しを伴います。引っ越さずに済む事例もありますが、特例扱いですし、それでも60kmほど離れた事務所に異動になります。介護などの事情で引っ越せないのに、通勤に片道2時間かかっている人もいます。通勤時間は何の生産性もありません。単身赴任も貴重な家族との時間を失います。長時間通勤や単身赴任は働き方改革が進む現代には合わないと思っています。
②頻繁な異動
1〜2年の頻度での異動になります。仕事を覚えたタイミングぐらいでの異動です。異動すると概ね全く違う仕事内容になり、ほぼ転職です。また、前任が決めたことを、自分が気に入らないからといって後任がひっくり返すケースもままあります。偉い人がこれをやると周囲も巻き添えになりますが、残念ながらよくある話です。
③問題先送りの風土
地元対応でやらなきゃいけない仕事がある。老朽化が進み直さなければならないものがある。このような場合は大体予算が必要になります。しかし公務員の職場は前年から予算が増えません。結果、やらなきゃいけないことはあるが実行しない、問題先送り現象が発生して、後の世代は尚更厳しい状況になります。
④責任の押し付け合い
皆自分の部署で責任をとらないことで必死です。何か一つ仕事をするにしても、他部署や外部に原因があり、だからやむを得ず予算を使い動きます、なんて整理もザラです。責任から逃げておかないと、何かあった時に責められて面倒だからです。
このような職場には未来がないと思い、退職を決意しました。
